『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治・徳間文庫)Kindle版を購入し、ひとまず『きみがいた時間ぼくのいく時間』を読みました。この主人公は上川隆也さんをイメージして書かれたものだというのが気になって。本当の上川さんがどんな方なのかは一ファンに知るすべなんてないのですが、こんなふうに里志みたいに奥様を一途にずっと愛し続けてほしいなぁ。

 この原作、キャラメルボックスの舞台版とは登場人物や設定、エピソードなどが随分違っているんですね。妹も純子も存在しないし、そもそも里志と紘未の出会いからして違いますし。結末も違いますし。先に結末を読んでしまったのですが、その時点で切なくてやばかったです。舞台版がコメディだったせいもあるのかもしれないですけど(切ないはずのシーンでも笑いをぶっこんでくるんだもの)、原作の方が切なかったかも・・。
 タイムパラドクスのこととか真剣に考えると「あれ?」と思ったりもするんですが。例えば里志が過去に介入したから里志と紘未は出会えたのに、里志が過去へ翔ぶ必要がなくなったらどうなるんだ?とか。まぁこれは、運命の二人は過去が変わってしまったとしても必ず何らかの形で出会いは訪れていたんだろう、と思うことはできますけどね。
 とにかく。やっぱりハッピーエンドはよいですね。「ぼくと紘未に何も起こらない記念日」というセリフにうるうる。


 梶尾真治さんといえば『黄泉がえり』、という連想から、ここのところ頭の中を『月のしずく』がぐるぐる回っています。

   「逢いたい・・・」 と思う気持ちは
   そっと 今、願いになる
   哀しみを 月のしずくが
   今日も また 濡らしていく

   下弦の月が 謡う
   永遠に続く愛を・・・





     舞台版の感想は こちら
 

イデアの影

霜月版・すべてがFになる

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