『ムカシ×ムカシ』(森博嗣・講談社ノベルス)、読み終わりました。

 ので、ネタばれを含んだ感想的なものを書いてみます。


  
  



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 どうめき、という音になんか聞き覚えがある気がしてたんですけど、わたしの出身中学のある場所の町名がかみどうめき(上道目記)だったからそのせいでしょうねたぶん。

 Xシリーズの今までの作品よりさらに、いわゆるミステリ(わたしは森作品以外の一般的な意味ではこの表記を使ってます。森作品は特別だと思っているので)へのアンチテーゼといった印象になっていた気がしました。犯人を見つけたのは結局は警察の捜査だった、というのがね。もちろんその方が現実的なのでしょうけど。名探偵なんて現実にはいない、なんてことみんなわかった上でミステリを楽しんでいるんだと思うんですけどねぇ。せめて警察の捜査結果だけでも答えとして明かしてほしかった、というのが正直なところ。せめて妙子の頭の皿の意味だけでもおお。

 エピローグのラストは、油断していたのでかなり驚いてしまいました。まさかこのシリーズにまであの天才博士の影が・・・。えっとまず、各務亜樹良の知り合いが悦造にゴッホの絵を売り、その代金が四季へと渡った、と。で、椙田がその絵は贋作だと嘘をつき処分するフリで手に入れ、贋作を本物だと偽っていた美術館に売りつけた、ということでOK? あーどきどき。

 この作品、時系列てきには『タカイ~』からそんなに経っていないのかしら。真鍋がまだ大学生だし。萌絵が登場しなかったのは、その辺を曖昧にするため?

 この作品を読んだらなんか確認したくなって、『レタス・フライ』文庫版に収録されてる (ノベルス版には収録されてないので要注意) 『ライ麦畑で増幅して』を読み返してしまいました。おかげで小川令子の年齢もわかりましたw この短編の記憶がある状態で読んだ方がより楽しめるようにも思えますが、逆に後から短編を読んで「こんな過去があったんだ・・」と知る方が物語としては面白いのかな、とも思うわけで、つまりは森さんが常々おっしゃっているようにどの順番で読んでもよいということですね。ただ個人的には、どの順でもいいから両方読んでほしいな、と思うわけで。


 ・・作中に出てきた、若さや美貌がないとうんぬん的な部分では、女に限ったことじゃないよねたとえばみずしまひろとか、とは思ったw カクレカラクリのドラマ版で主演したにゅーすの子も小説出してるらしいけど売れてるのかしらよく知らない。興味ないし。実はこの会話ではジャンルは違うけどO保方さんを思い出してたんだ・・・
  

C・H原作のラスト

フォグ・ハイダ

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No title

はじめまして。
森博嗣さんが好きなので、時々過去記事も、読ませていただいていました。

小川令子さん、好きなキャラですが、「ライ麦・・・」が、作品としては一番好きです。

椙田さんが、クールですよね。
「大人だろう?」しか言わないところなんて、何度も読んでしまいました。

私は、ファンになってまだ数年なので、リアルタイムでは、知らないものが多いのです。

今年の春「浮遊研究室」に凝って、一気に5巻まとめて読みました。

こちらで、「次回予告」をまとめて読ませていただいて、とても嬉しかったです。

そのお礼を言いたくて、コメントさせていただきました。
ありがとうございました。

名前: うさこ [Edit] 2014-06-16 21:14

Re: No title


こちらこそはじめまして、うさこさん。

自分の書きたいことを書いているだけのブログなのですが、嬉しいコメントをくださり、本当にありがとうございます。

最近はすっかり書き込むことが減ってしまったのですが、また気の向いたときにでも読んでくださると嬉しいです。

名前: ブルーキャット(管理者) [Edit] 2014-06-17 16:33

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