森博嗣さんの『神様が殺してくれる』(幻冬舎)を読み終えたので、感想的なことを書いておきたいと思います。

   ネタばれしまくりなので、未読の方はご注意を。


   
   


     ***************
     ***************
     ***************
     ***************



 なるほどぉ、ミステリィでしたねー、ちゃんと犯人もわかるし、動機もそれなりに書かれてるし(笑)
 ただ、トリックにしか興味がない本格ミステリ原理主義の人たち(あ、わたしは森作品はミステリィ、それ以外の推理ものはミステリ、超常現象はミステリーと区別してます)からはこんなのアンフェアだ反則だルール違反だと壁に投げつけられちゃうかも、とも思ってしまいました。
 「子供をつくる」ではなく「家族を増やす」、「抱いている」ではなく「この腕に抱いている」、という表現にも、ただ森さんらしい表現というだけでなくちゃんと理由があったんですよね。オリンピックを諦めたというのも伏線で。それでも、原理主義者さんたちは、「彼女」と地の文で書かれていたこと(それがトリックに繋がっていること)に噛みつくのでしょうきっと。はぁ。一人称で、本人も周りの人間も女性だと思っていたのだからこの表現はアリだと思うのですが、それを許せないのが原理主義ということなのだろうと想像。・・こんなことをわざわざ書いているのは、あらかじめ覚悟をしておいてショックを心のダメージをやわらげるため、だって自分の好きな作品を誹謗されるのって苦しすぎるから。
 ミシェルが男だったりして、というのは頭の片隅に何度か浮かんだりした(だって容疑者が少なすぎるんだもの)んですけど、でも「彼女」って書いてあるしなーと思っていたわたしも、きっと縛られていたのでしょう。犯人がミシェルだとわかった瞬間思ったのは、理由も深く考えず、そうか夫婦だから使用済みコン○○ムの中身を殺人現場に残してくることもできたんだ、ってことだったり(その時点では女だと思っていた)w まさか本当に男だったとはね、ていうか双子だったなんて。BLより近親相姦の方がびっくりでした。
 容疑者が限られる中、日本にあの教授を登場させたのもきっとミスリードするためだったんですよね、少なくともわたしは疑いましたw

 やっぱり、わたしには森作品が肌に合うなぁとおもいました。文体?表現?う~ん、べたつかない雰囲気が好きなのかな。
  

赤目姫の潮解

すわらじ

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( 1 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

神様が殺してくれる

森博嗣のミステリ。国際的な連続殺人事件が発生、共通する重要参考人は絶世の美少年。その当人は、学生時代に寮で短期間同室だったというだけの主人公を、実行犯として名指し。と ...

trackback avater天竺堂の本棚

2014-02-24 20:58