『スカル・ブレーカ』(森博嗣・中央公論新社)、読み終わったので、今回もネタばれしつつ感想のようなものを書いておこうと思います。



   
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 タイトルから、誰かが頭をかち割られるシーンが出てくるものだとばっかり思っていたのですが、そういう意味のタイトルではなかったということみたいですね。ゼンが受けた衝撃はそれほどまでに凄いものだった、という意味だったんでしょうか・・?

 常識だと思われていることを疑う、といいうのは森さんの多くの作品に共通するテーマですよね。そんな中でも徐々に、空気を読んで愛想笑いができるほどには擦れていくゼン・・・でも、こういうふうに成長していく方がリアルだとわたしは思います。普通フィクションだとこういうキャラって、いつまで経っても変わらず世間に染まらないまま、っていうふうになりがちな気がするんですけど、こういうちゃんと変化を見せてくれる作品がわたしは好きです。

 あと、カシュウとトウシュンという名前。トウシュンの字を見たとき自然に「冬春」という漢字を思い浮かべていて、その流れからカシュウのカに夏という字を当てて(そういえば今までの作品のどこかにそんなことが書いてあったような気が・・)そうかじゃシュウは秋・・・と気がついた瞬間ぞっとしてしまいました。だって、二人の名前を合わせると春夏秋冬、四季じゃないですか! おそらく江戸時代の話でしょうからまさかと思いつつも、ひょっとしてこの二人の師匠は四季の前世だったりして、とか、ゼンの母親の名前がシキだったりして、とかいろいろ思っちゃいました、森さんのことですから何の考えもなしにこんな名前つけるはずないと思えて仕方ないんですよね。あーどきどき。わたしの中ではこれが一番の衝撃でしたw それはともかく、カシュウとトウシュンの名前が対になっているというのはなんかアヤシゲで、意識しておいた方がよいかも、と思いました。
   

すわらじ

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