なんとかゲットできました~、講談社文庫の『アイソパラメトリック』。一昨日、夫の運転する車で買いに行ったんですけど、1軒目では見つからなくって、2軒目でやっと一冊だけ残ってたので、それを買ってきましたです。やっぱりそれだけみんな待ってた、ってことなのかしらね。栞は、『悪戯王子~』のもそうだったんですけど、本文から引用して作ったんですね。誰が選んだのかしら?編集担当さん? 正直書き(描き)下しをちょっと期待していたんですけどね~、あはは。あ、この表紙の写真は、よく見ると床(?)が鉄板みたいなんで、人工芝じゃないですね(笑)なんだろ・・・単なる現代アートかしら。
 ここに収録されてるショートショートは、『悪戯~』のに比べるとより原石っぽいというか、掘り出されたままほとんど手を加えられてない、そんな印象を受けました。デッサンというか素描というか・・・イメージそのものというか。たとえば、この本で初めて森作品を知って、そこからいろんな森ワールドへ泳ぎ出していくというのも、全然ありでしょうね。
 写真とそれにつけられたタイトルも、いつもながら面白くて。それを眺めているだけでも、心の錆落としになりそうです(ごしごし)。
 というわけで、ここから、すべてとはいかないですけどいくつかの作品について(順不同ですが)思ったことなんかを書いてみましょうか。


   
   



『動機』『蜂蜜』は笑わせてもらいました。ありそう(笑)とか思いながら。
『大陸間弾道弾』、シュールですね(笑) でも、こういうのって一見楽そうに見えて逆に書くの難しいんですよね、全く関連性を持たせないようにしなくちゃいけないから。ラストでなんか、ちゃんちゃん♪ て言いたくなりました(にこにこ)。
『ささやき』、謎めいた老人が出てきておっ、とか思わせておいて、なのにそこで駄洒落オチで断ち切るとことか、何故かO矢H子さんを思い出してしまいました(笑) ずっこけましたよ、もう(笑)
『読書』は、空気より体重が軽いという設定をみて、北条司さんの『Parrot~幸福の人~』(集英社)に収録されている「Air Man」という作品を思い出してしまいました、書かれたのは『読書』のが先のようなので、余計にどきっとしちゃったかな・・・。もちろんストーリィ自体は全く違うんですけどね。オチ的には、う~ん、普通かな、という印象を受けてしまったんですけど・・・・。
『浮力』、これが一番人気だった、というのは、なるほど、わかる気がします。そのまま詩のようで、文章がとても綺麗なんですよね。個人的にはあと、『穴』とか『プロペラ』、『階段』なんかも好きです。言葉ではうまく説明できないけど・・・あぁ、こういう思考、雰囲気って好きだわ、って思っちゃったんですよね。
『卒業』、これも青春の1ページちっくな甘酸っぱい雰囲気が、なんかいいなぁ、って思いました。
『大きさ』、これはそのまま長編、少なくとも普通の短編くらいにはできそうなネタですよね。それを凝縮するとこんなになっちゃうんだ・・・。でも、体はでかくなっても頭脳レベルはそのまま、ってのが面白かったです、いやあたりまえのことなんでしょうけど。
『連鎖反応』は、森さんのスイカ嫌いはここまでなのか、と思い知らされる作品ですね(笑) 『大学教授』も普段森さんが思っていそうなことですよね、本人はあくまでフィクションだとおっしゃるでしょうけど。
   

悪戯王子と猫の物語

A・H #21「哀しき守護者(ガーディアン)」

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